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神奈川県動物保護センターに行ってきたお話。

3月某日。

いつもお世話になっている都内のボランティアさんのお手伝いをしに

神奈川県動物保護センターに行ってきました。



今回はウサギさんの引き出し搬送お手伝い。

既に譲渡先が決定している3羽のウサギさん。



にゃんと・・・茅ヶ崎市内で遺棄されたウサギさんたちでした。

ダンボールに入れられて捨てられてたんだと。

もー同じ市民として

情けないというか

悲しいというか、

本当に申し訳ないというか・・・





茅ヶ崎で遺棄された子を

都内のボランティアさんが救いだしてくださったんです。

既にご縁も繋いでくださっていて

都内のボランティアさん宅に届けたあとは

ボランティアさんが新しい家族に引き渡してくれます。



茅ヶ崎の子たちを託すわけですから

是非とも搬送お手伝いさせてほしいと思いまして。

いつもお世話になってばかりだし。

ここぞとばかりに「車出します!」って言いまして。







センターに入ると見えてくるこれ。

業務案内。



●野犬等の収容、迷い犬の一時保護及び返還、処分。

●飼えなくなった犬、ねこの引取り、処分。

●動物の飼い主への指導、助言。

●危険な動物の飼養許可、動物販売業の届出受付と指導。

●新しい飼い主への犬、ねこの譲渡。

●ふれあい教室、動物教室の開催。

●「ふれあい動物ひろば」の開園。

●犬、猫その他の小動物の病気の調査、研究





こんな文字があります。



今はこの中から「処分」という業務がゼロになっているわけですが

その処分ゼロの事実はゼロじゃなくて

引き出しボランティア(登録ボランティア)が引き取ってるから

数字的にこのセンターで殺処分はしていませんよーってだけです。



ちなみに持ち込まれる途中で亡くなっている子たちも多くいます。

またセンターに持ち込まれてから亡くなった子もいます。殺処分では無く、亡くなった子。

平成26年度で猫69匹、犬41匹です。

平成27年度で猫74匹、犬22匹です。




持ち込まれる状況としては

乳飲み子だったり・・・

高齢犬猫だったり・・・

そういう感じだろうと思いますが

年々飼い主不明猫の収容は増えています。



10年前と比べたらずいぶん減ってるけど。

それでも多い。

ちなみに公開されている速報値としてですが・・・



平成28年4月1日~平成28年7月31日の相模原市、藤沢市分を含む速報値



迷子犬の保護114頭

飼い主へ返還62頭

飼い主から引取り23頭

県民へ譲渡11頭

ボランティアへ譲渡64頭

致死処分0頭

運搬・収容中の死亡5頭



捨てられた猫307匹

飼い主から引取り61匹

県民へ譲渡 9匹

飼い主へ返還 0匹

ボランティアへ譲渡 336匹

致死処分0匹

運搬・収容中の死亡28匹




たった3カ月間で猫は所有者不明猫307匹+飼い主からの引取り61匹=368匹。



ちなみに同じ時期の平成27 年4 月1 日~平成27 年7 月31 日の相模原市、藤沢市分を含む速報値は

迷子犬の保護138 頭

飼い主へ返還67 頭

飼い主から引取り34 頭

県民へ譲渡9 頭

ボランティアへ譲渡72 頭

致死処分0 頭

運搬・収容中の死亡9 頭



捨てられた猫469 匹

飼い主から引取り36 匹

県民へ譲渡8 匹

ボランティアへ譲渡393 匹

致死処分0 匹

運搬・収容中の死亡52 匹。



飼い主不明猫469匹+飼い主からの引取り36匹=505匹

猫のボランティアへ譲渡=393匹





さらに平成26 年4 月1 ⽇〜7月31 日の相模原市、藤沢市分を含む速報値だと

迷子犬の保護164 頭

飼い主へ返還88 頭

飼い主から引取り37 頭

県⺠へ譲渡6 頭

ボランティア等へ譲渡89 頭

致死処分0 頭

運搬・収容中の死亡10 頭



捨てられた猫407 匹

飼い主から引取り35 匹

県⺠へ譲渡5 匹

ボランティア等へ譲渡353 匹

致死処分0 匹

運搬・収容中の死亡47 匹。



飼い主不明猫407匹+飼い主からの引取り35匹=442匹

猫のボランティアへ譲渡=353匹





毎年乳飲み子シーズンに持ち込まれる乳飲み子の量を考えると

ほぼ、乳飲み子。



TNRすれば持ち込まれることも無くて

搬送中若しくは収容中に亡くなることも無かった命がまだまだいっぱい居るわけです。



殺処分してなくても

何十匹もの命が

持ち込まれてから、持ち込まれる途中に命尽きてるんです。



今センターに居る猫たちの殆どが

成猫でビビリで怖がりで、シャーシャーで・・・

人馴れ訓練中の子たちばかりでした。

殺処分されないから、

狭いケージの中でみんなくっついて生活していました。

殺されないけど。

殺されないけど・・・ここでずっと・・・明日を待つ子たち。



あえて写真撮影してきませんでした。

気になってしょうがなくなってしまうので。



慣れてる子は引き出しボランティアさんたちが

連れて行ってくれてるけど

慣れてない子や怖がりな子は

残ったままになっちゃうのは正直それが現実。



また年々増加傾向にある

多頭飼育崩壊。



その現場からレスキューされた子も

センターにいます。



お世話をするのは県の職員。

ボランティアさんもお世話に来てくれているそうですが

あんしんして落ち着いて暮らせるような場所じゃない。



何かがピーンと張りつめた空気なんですよね。

やっぱり。



探しています!っていうチラシもいっぱい掲示されていました。

鳥さんも居るけど

猫多い!!!!!



そうそう。センターのウサギさんがいるお部屋には

鳥さんもいました。

すごい声で鳴いてるんだけど

その子も新しい家族が見つかったそうです。

よかったねぇ。。



で、しゃべるのかと思ったらしゃべらない鳥さんらしく

鳥さんの世界も深いなぁ・・・・と。



犬とか猫とかのお話は最近じゃテレビでも取り上げられてるから

何となく情報を得やすくなってますけど

鳥さん、亀さんなど色々な小動物たちも

センターに持ち込まれてる子たちが居るわけです。





そうだそうだ。

苦情件数もドドーンとUPしているのですよ。猫の。

10年前以上にUPしています。

そんで内訳としては飼育指導ってことで約78%。

遺棄の苦情で22%らしいです。



多分ですけど、

近所の猫が敷地内にウンコしていくのよー!どうにかしてよー!とか

近所の人が猫を外でいっぱい飼ってるんです!どうにかしてー!とか

そういうのがほとんどかなぁと。

遺棄の苦情ってのは

敷地内に猫を捨てられたからどうにかしてー!っていうのなのかな?

良くわかりませんが・・・。



まぁ数値として公開されてるものなので内訳は不明です。







こうやって多くのボランティア団体さんたちが

色々な活動を通じて啓発をしたり譲渡を促進したりしていますが

やっぱり現実的に需要と供給の問題がありますね・・・







今年1月にとあるニュースが出ました。



犬猫の流通、1年で10万匹増 途中で2万5千匹死ぬ

っていうニュース。



2015年度に国内で販売されるなどした犬猫は少なくとも約85万匹で、

前年度より約10万匹増えていることが朝日新聞の調査で分かった。

流通量の増減のデータはこれまでなかった。

流通量の3%にあたる約2万5千匹の犬猫が流通過程で死んでいたことも判明した。

また、繁殖から小売りまでの流通過程での死亡数(死産は含まない)は犬1万9866匹、

猫は5088匹の計2万4954匹。

14年度も死亡数は計2万3181匹で、

両年度とも流通量の3%にのぼる。

これは環境省が09年にペット店を対象に調査した際の推計値の33倍にあたる。

記事参照



数字に弱い私でもわかります。

年間国内で10万匹以上の命が殺処分されているわけです。

なのに販売された命は犬猫合わせて85万匹。

そのうち流通にのった命の3%の2万5千匹が死んでるんです。



販売されている85万匹。

全部売られて幸せになってると思いますか?

売れ残った子たちがどうなってるのかって知ってますか?



流通に乗ってる犬猫たちの殆どは生後1か月程度でお母さんや兄弟たちと引き離されて

セリに出されたりしています。

茅ヶ崎のお隣寒川町にも犬猫のセリ市があります。

どんな感じでセリが行われてるのかはサイト参照してください。

小さなダンボール箱に入れられた生後1か月前後の命が

流れていってセリおとされていきます。

本来ならお母さんと一緒に過ごすべき月齢。

離乳している子たち(ウェットフードを自力で食べられる位)なら

お母さんの手を借りなくてもなんとか生きれますけど

飛行機や車に乗せられてセリ市に運ばれる間に命を落としていく子たちも多いです。



そしてお母さんたちはとにかく産む。

妊娠させられ産む。

それだけのために生かされます。





すべてのブリーダーが悪いとは言いません。

でもこういった形で流通に乗ってセリ市に出されてる子たちを繁殖させているブリーダーは

ただの繁殖屋だとしか思えません。

私はそうだと思ってます。



ブリードって

すごく難しいモノなんですよ。本当は。

劣性遺伝とか色々学んで

その種を絶やさないためにブリードする。

絶対に繁殖させたらいけない配合もあるんです。



そんなの関係ない。

売ってしまえばいい。

お金になればいい。

そう思っている繁殖屋だけは

本当にこの世からなくさなきゃいけない。



これだけネットの世界が広まったんだから

わざわざ母猫や兄弟から引き離さなくたって

オンラインで画像(動画)見て決めることだって出来るじゃん。

実物を見なくても動画で見れるじゃないか。

本当にこの子を迎えたいって決意が決まったら

直接その繁殖させてるところにいって

引き取るとか

繁殖させてるブリーダーが直接飼い主になりたい希望者のお家に届ければいいじゃない。

その分の手間賃くらいは取ったっていいじゃない。

猫たちの意思なんてムシして

売れればいいとかそんな流通システム要らん!



どんだけ殺せば気が済むんだ人間は。



そう思ってるとイライラしちゃうのでここでやめときますけどね・・・





という事で年間85万匹の犬猫の命が

流通に乗ってるわけです。

でも需要は?

需要はどうなのよ。





これはペットフード協会発表のデータです。

今これだけの飼養頭数があるわけです。

日本の人口を考えると

需要と供給の比率がどうなってるかわかりますよね?

猫派9,487,000匹既に飼育されている。



2匹目を・・・3匹目を・・・って考えてるなら

ペットショップ経由じゃないほうが良いと思います。

社会性を身に着ける一番大事な時期に流通にのり1匹飼育状態ですから

自分が猫であるという認識の無い子が多いです。

だから2匹目にまたショップから・・・となると

お互い仲良くなれない。

2匹一緒に飼えない。

遺棄若しくは誰かに譲渡するハメになる。

ローンは残る。

(だいたいペットショップで買うとローンで買いますからね)



ペットショップにトライアル期間なんてないし。

契約したらそれでおしまい。

販売完了。









人間に振り回されてばかりの犬猫さんたちを

これ以上振り回したらダメなんです。



だから飼う(買う)以上は責任をもって

飼わなきゃ(買わなきゃ)ダメなんです。



そして繁殖させる側も、売る側も、

今の飽和状態のペット社会を考えなきゃダメなんです。

いくら行政やボランティアが頑張ったって限界があります。



頭の弱い私でさえ

この不幸の連鎖を止めるために何が必要かってわかるのに

なんでこうなるんだろうか。



やっぱり私利私欲か。













センターの職員さんが

一生懸命こうして日々業務をこなしている間にも

不幸の連鎖を止められない。



茅ヶ崎はこの先どうなるのか。

野良猫問題を解決できるのか。



TNRが今年度は大体150匹位になりそうです。

保護もかなり行っていますが

限界もある。

でも譲渡は進んでいます。

つまり新しい家族をペットショップじゃなくて保護猫にしようという意識を持った人が増えたという事。



ありがたいことです。



私がCCPを立ち上げた当初から考えていた

市内で保護された子は市内の家族へ・・・という思惑は

無事に進んでいます。

最近では保護した子たちの8割は茅ヶ崎市内の家族へ譲渡出来ています。



私の目標であった茅ヶ崎で保護された子たちは茅ヶ崎の家族へ。

この市内保護・市内譲渡の割合が100%になったら・・・

いいなぁ・・・と思ってます。





とても時間のかかる活動です。

とても根性も必要な活動です。

とっても体力も必要な活動です。



そして何よりも



多くの人たちの力を借りる活動です。



たかが猫かもしれません。

でもされど猫なのです。





この先乳飲み子、子猫の保護から

徐々にシニア猫の受け入れに切り替わってくると思います。TNRが進んでいけばの話ですけどね。



譲渡率の低いシニア猫を受け入れるには

相当な覚悟と相当な資金と相当な設備が必要になります。

子猫とは違いまた別の角度で保護猫のケアが必要になるからです。



まだまだ先の話になると思いますが

まずは第一章のTNRと保護と譲渡を進める。

この第一章がいい塩梅になっていけるためにも

そして茅ヶ崎市内からセンターに持ち込まれる命を完全にゼロにできる日を迎えるためにも

がんばらねばと

改めて今回のセンターにいって感じました。





CCPはセンター引き出しボランティアではありません。

センターに持ち込ませないための活動をしています。

茅ヶ崎からセンターに持ち込ませない事で

殺処分ゼロという本来の数字を達成できると思っています。



長くなりましたけど・・・



センターでの滞在1時間程で

色々と感じることがありました。



また気持ちを新たに。

TNR頑張ります。

残り15日程。

お預かりしたTNR費用も残り僅か。



あとひと踏ん張り頑張ります!!

そして来年度に向けてまた

新たな第一歩を踏み出せるように頑張ります!



皆様たびたびのお願いではありますが

お力ぞ頂けますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!



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プロフィール

CCP代表

Author:CCP代表
平成23年6月22日
茅ヶ崎市内限定で活動する
猫専門保護団体Chigasaki Cat's Protect(略称CCP)を立ち上げ
平成26年度から茅ヶ崎市と協働事業を行いながら
茅ヶ崎市内の飼い主不明猫対策を行っています。

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