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【大事な家族のために。】神奈川県作成動画「迷子犬ツバサの行方」のご紹介【マイクロチップは最後の砦です・・・】

茅ヶ崎市保健所衛生課ではペット通信という
適正飼養に関する普及啓発、防災対策についての情報等、動物に関するさまざまな情報を
年に2回発行しています。
市の広報掲示板に掲示しているほか、
衛生課の窓口や茅ヶ崎・寒川獣医師会に加盟している動物病院で配架しています。
もちろん茅ヶ崎市のHPでもバックナンバーを閲覧できます。

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これは平成29年9月発行の一部です。
他にも犬の糞のこと、鑑札着用のこと、動物由来感染症のこと、躾のことなど色々書いてあります。

その中で1つの動画の紹介をされています。
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神奈川県制作のマイクロチップ装着のすすめについての動画です。
動画内の風景は茅ヶ崎市民には「あれ?!ここって・・・」ってシーンがイッパイです。

お時間があれば動画を是非ご覧いただきたい。。。。
10分の短い動画です。


動画が見れない方には写真を掲載しておきます。
それとこの動画内では伝えられていない部分を私のほうでコメントとして掲載しておきます。

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動画の始まりは良くあるシーン。
お母さん窓を開けたままお洗濯もの干してます。
しかし・・・
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お家の中にいたワンちゃん。
何だか外が気になったようで・・・

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逃げちまったぞーーーー!って状態に。
ワンちゃんはルンルンしながら出て行ってしまいました。
なのにお母さん気付いてない・・・
脱走の原因の一つにあるのが未去勢・未避妊の犬のパターンが良くあります。
皆さんご存知だとは思いますが犬は嗅覚がとてもすごいです。
警察犬としても活躍している犬さんはとても嗅覚が優れています。
なので発情したメス犬の匂いでパっと脱走する犬はいます。

犬は生理があるので発情のタイミングはとてもわかりやすいです。
ただ、出血が始まって、出血が終わってからが本来のオスを受け入れるタイミングに入るので
メスの発情期が完全に終わるまでは、トータルで1カ月程度掛かると言われています。
発情したメスの匂いをもしオスが気づいてしまえば何としてでも脱走する位です。
それに年に2回位の頻度でメスは発情がきますから
手術をしていないオスと手術をしていないメスがご近所にいたらしょっちゅう脱走するのも納得だと思ってください。

逆に猫は交尾排卵です。
発情したメスが居ればオスは寄ってきますし
オスは発情したメスがいれば必ず発情しますから
発情したメスがオスを探して脱走、
オスが発情したメスを探して脱走というのも良くあります。
それに猫は確実に妊娠できるよう
何匹ものオスを受け入れることもあり
お腹の中で育つ胎児のお父さんが
違ったりという事もあるんです。
猫も嗅覚に優れていますから
発情したメスの匂いでオスが寄ってくるなんてよくあることです。
そしてそのオスを見つけたメスが脱走して妊娠して帰ってくるってのも良くある話・・・。
犬とは違って猫の発情回数も多く交尾が完了するまでは1週間おきに発情を繰り返すような子もいます。

突然の脱走を防ぐには脱走防止対策と共に避妊・去勢をすることで
脱走リスクを下げることが可能という事です。

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さてさて。。。このお家では・・・お洗濯ものを干し終わったお母さん。お部屋に入ると・・・

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ワンちゃんの首輪だけが落ちて
ワンちゃんが居ません・・・
お洗濯もの干してる間は居たのに・・・って状態。

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部屋中を探し回りまさか外に出ていったの?!とドキドキしながらワンちゃんの名前を呼ぶお母さん。

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お母さん、急いで外に出てワンちゃんの名前を呼びながら探しまくってます。
で、ワンちゃんは・・・

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何故か海岸沿いを走ってます。
ルンルン走ってます。
幸いにも歩道を走ってます。
この道路にはビュンビュン車が走ってる映像もあります。
もしこのワンちゃんが
車道を走ってしまったら・・・。
もし車道に飛び出していたら・・・
もうこの時点でワンちゃんは命の危険が目の前に迫っています・・・
一歩間違えれば大事故。
命を落としかねない状況です。
早くお母さん見つけてやってくれー(汗)
早くワンちゃんお家に戻ってくれー!って状態ですが・・・

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あんなに名前を呼びまくって探しまくったのに
ワンちゃんに出会えないままお母さんションボリです・・・

この時点で最寄りの保健所、県のセンター、警察署に届け出をしておくと良いのですが
まさかウチの子が・・・という思考状態ですので
届出を出すというところにたどり着いていません。

猫と違いワンちゃんは狂犬病予防法に基づき
犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得した場合は、生後90日を経過した日)から
30日以内に登録することと、毎年1回の狂犬病予防注射が必要
」とされていて
住所地の市役所、町村役場、福祉保健センター・保健福祉センター・保健所に登録をしなければいけません。。

だから登録さえしてあれば・・・
そして首輪に鑑札さえつけてあれば・・・
そして首輪が付いていれば・・・
放浪している犬が居れば警察や保健所が保護をすることになってるので・・・
飼い主さんのもとに戻ることが出来る可能性が猫より高いのです。

でも今回のツバサ君という名のワンちゃんは
首輪が外れた状態で脱走してしまいました。

なので・・・この子の飼い主情報は一切ない状態で
放浪犬となってしまったのです。

しかしこのワンちゃんはラッキーなことに・・・
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通りすがりのお兄さんが発見・・・
犬が一人で歩いてる事なんてめったになくなった時代です・・・
神奈川に野犬は居ないですから・・・
だから気づいてくれて
迷子かもと思ってくれるんです。
もしこれが猫ならば
野良猫かな・・って程度で終ってしまう可能性が高いです。
首輪が付いてても室内外自由飼育の猫かなって思う程度でしょう・・・

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このお兄さんはワンちゃんに気づいてすぐワンちゃんのところに来てくれました。
でもこの動画、情報不足な内容があるのです。
もちろん10分で収めるためにはしょうがないんですけど・・・
それにこの動画で伝えたいのはマイクロチップの事だから。。。
でも私としては・・
このタイミングで安易に近づかないでほしいなと思ってしまうんです。

幼少期にリードでつながれていた犬に太ももを噛まれて3針縫うハメになった私が言うのも変ですが・・・

犬って尻尾振ってても
喜んでるって言うサインじゃないんです。
犬から近づいてきてくれて
人馴れしてて甘えに来てくれたのかなと思ってしまうようなしぐさをしても
実際は「警戒・反撃の可能性あり」のこともあるんです・・・

私は尻尾振ってる犬に近づいて
思いっきりガブっと噛まれ
3針縫いました・・・
大型犬寄りの中型犬だったんです。私を噛んだ子は。
多分・・・保育園児時代だったと思うんですけど。
なので目撃情報でもいいので、すぐ保健所や警察署に連絡を入れてください。
無理して捕まえようとすると
私のように噛まれたりして大変です。
万が一その犬が狂犬病に感染していたら
(日本では今のところ狂犬病に感染している犬はもう居ないとされていますが)
感染する可能性が非常に高いです。

それに全国的にあることですが
登録されている犬は実際に飼養されている犬の半分。
狂犬病のワクチン打ってる子も実際に飼養されている犬の半分と言われています。

外国へ行き来する機会が多くなった昨今、
外国ではまだ狂犬病は淘汰されていませんから
持ち込んで帰ってくる可能性は非常に高いです。

ということで動画の続き・・・

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お兄さん、迷子の犬に「お家はどこ?」「飼い主さんは?」って聞いても
「僕のお家あっちー!」とかお返事貰えないですよー。
でもついつい言っちゃいますよね。
私も放浪犬保護したときは「お家どこだよぉ・・・」「自分で帰れないの?」「鑑札付けてもらってる?」って
ついつい・・・犬さんに言っちゃいます(笑)

この時、犬さんに首輪が付いていて「鑑札」がついていればすぐ飼い主さんは判明します。
警察でも保健所でも「鑑札」のついた犬はすぐ飼い主の特定ができます。

でもこの子は首輪も無い。鑑札も無い。
そもそもこの子が付けていた首輪に鑑札は付いていませんでした。(動画内参照)

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さて。この子はお兄さんが抱っこして最寄りの動物病院へ連れて行ってくれました。
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この子の飼い主情報が一切ない状態。首輪が無い時点で目で飼い主情報を得ることはできません。。
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ここで登場!
マイクロチップの読み取り装置。
茅ヶ崎の場合は茅ヶ崎寒川獣医師会の病院と
保健所にマイクロチップの読み取り装置がありますので
読み取りをして万が一チップが入っていれば・・・
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飼い主さんに連絡を入れることが出来る!!!

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肩甲骨付近にマイクロチップは入ってます。
ただ稀に動いてしまって他の部位に移動してしまってることもあるので
念入りに調べます。
保健所職員さんも読み取り装置は取扱い方しってますので
保護したら保健所に連れて行くのもOK!!!すぐ読み取りしてくれます!

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マイクロチップ入ってたー!
良かったー!

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しかしマイクロチップが入っていても
登録をされていなければ意味がないです。
チップを入れたら必ず登録をしてください。

装着されたマイクロチップの識別番号と、飼い主名、住所、電話番号などを「動物ID普及推進会議(AIPO)」に登録することで
はじめてマイクロチップの着用の意味があるのです。
マイクロチップの詳細は公益社団法人日本獣医師会のHPをご覧ください。

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さて。犬さんの飼い主さんに連絡が取れました!

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よかったねぇ。。。。
大事な家族が行方不明になって
探すって本当に生きた心地がしないです・・・
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感動の再会・・・のシーンです。
お母さん無事に病院に到着しました!
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マイクロチップが入ってて登録手続きも完了していたからこそ再会できました。
これは犬だからというのもあります。
猫はウロウロしてても行政が捕獲することはできません。
犬だから保護してくれるのです。
猫は飼い主不明猫でも飼い主のいない猫もウロウロしていますから・・・
飼い猫でも室内外自由飼育の子がまだいますので
安易に捕獲をすることが出来ません。
だからボランティアが捕獲作業を行うのです。
そして行政が捕獲・保護出来るのは
明らかに自活出来ない子、負傷して自力で動けない状態の猫さんだけです。
それ以外は捕獲・保護が出来ないのです。
市民が保護して連れて来てくれたら受け入れをしてくれる可能性もありますが
その際も「自活が出来ない猫(乳飲み子)や負傷して自力で動くことが出来ない猫さん」のみ。

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このお兄さんはお家で猫さんを飼っているようです。
猫にももちろんマイクロチップ付けてほしい!

神奈川県では犬さんに対してマイクロチップの助成をすることになりました。
これが徐々に猫にも広がる可能性が高いです。

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CCPでも保護した猫で明らかに誰かに飼われていたであろうと思われる子は
マイクロチップの読み取りをしています。
しかし今までチップが入っていた子は居ませんでした。
首輪は付いてるのに・・・飼い主の連絡先も名前も書かれていない・・・ということが多く
首輪も付いていないけど・・着用していた跡は有るという子もいます・・
でも飼い主さんが探してくれていなければ
こちらで保護しても
飼い主さんにたどり着くことはナカナカありません・・・
400匹以上保護してきたうち過去に2件だけです。
首輪もないけど・・・飼い主さんにたどり着いたというのはたった2件。
悲しい数字です・・・

犬も保護したことがありますが
首輪が付いてても鑑札がついていない子ばかりです。
鑑札がついていれば・・・鑑札は着用義務があるんですけど・・・
どうしてつけてくれない(涙)


さて。お話は今度は災害時のことに・・・
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東日本大震災の際に沢山の命が犠牲になりました。
もちろん人間だけじゃなく動物たちも犠牲になりました。
その中でも飼い主さんとはぐれてしまい
放浪する犬や猫が沢山・・・いました・・・
避妊去勢もされていない子が多く
野良犬や野良猫が繁殖しまくるという事態に陥りました。
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沢山の団体がレスキューに奔走し
多くの命を救ってくれました。
もちろん行政もです。
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人命優先の中でも
必死に小さな命と向き合った多くの人たちが居ました。
今もその活動は続いています。
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東日本大震災のあと
茨城での水害や
熊本、大阪、北海道と大きな地震が発生し
そのたびに多くの脱走犬さんや脱走猫さんが・・・
我々ボランティアが保護した動物たち。
首輪も取れてしまっている動物たちも多く存在します。
でもマイクロチップが装着され登録されていた動物たちは
いち早く飼い主さんと連絡が取れて
家族と会うことが出来ました。
東日本大震災の時多くの飼い主さんがマイクロチップの重要性に気づき
装着率も上がりました。
しかしまだまだ・・・装着率は飼養頭数から考えたら低いままです。

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CCPでは正式譲渡の際マイクロチップの有効性や
迷子札を付けた首輪の装着義務についてお話をして
オリジナル冊子もお渡ししています。
卒業した子たちが
卒業後にも確実に万が一の際に
飼い主さんのもとに戻れるための最後の砦の必要性を理解してほしいからです。
いつ大きな災害がまた訪れるかわかりません。
明日かもしれない。
10年後かもしれない。
でもいつか必ず起こるもの。
そのいつ起こるかわからないものへの対策を
新しい家族にお願いしています。
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神奈川県は殺処分ゼロで殺さない、生かすという道を進んでいます。
しかし他県ではそうはいきません。
保護され収容され3日~1週間で殺処分される命がまだ沢山有ります。
もし、首輪が外れていても
マイクロチップさえ入っていれば・・・殺処分されることはないのに・・・
失踪してすぐ保健所やセンターに失踪の届け出をしてくれていたら殺処分されることはないのに・・・

案外、よく失踪するし
ちゃんといつもなら帰ってくるからと
探すことも無く
ただ待つだけの人も多いのが現状。

数週間たっても帰ってこなくて
おかしいわねぇ・・・って飼い主さんが思う頃には
殺処分されているなんてこともあるわけです。

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飼い猫や飼い犬でも
凶暴性のある犬や猫は処分対象になりやすい。
飼い主さんにしか懐いていないタイプなら猶更です・・・

たった1つの小さなマイクロチップというものが
付いているか居ないかで
お家に戻れる可能性がある子が
お家に戻されることなく処分されてしまっている可能性が出てしまいます。

可能であれば付けていただきたいマイクロチップ。
単純な失踪だけじゃなく
大きな災害時にも役に立つマイクロチップ。
是非着用について考えていただければと思います。

小さな家族を守れるのは家族しか居ません。
犬や猫は言葉を話せません。
「僕の名前は○○で、住所はドコドコです!」って犬や猫は言えません。

だからこそ
お願いしたい。
もし痩せて汚れて放浪している猫がいて
首輪がついてるのに・・・変だって思ってもらえたら
その子は保護される可能性が高く
誰かに気づいてもらえる可能性も高い。

人馴れしていて首輪の着用跡もあるけど
首輪は無い・・・迷子かも・・・って思ってもらえるかもしれない。
そしたらセンターや保健所に失踪届出が出ているか確認してもらえるかもしれない。
もし届出されていたら
飼い主さんに「似たような子が保護されています」とか連絡が行きます。

どうか・・・失踪したら保健所やセンターへ届け出を。
そして失踪してもお家に戻れるように
首輪の着用とワンちゃんの場合は首輪に鑑札を必ずつけてください。
そして鑑札と迷子札付けた首輪と共にマイクロチップを・・・
猫さんも迷子札付けた首輪とマイクロチップを・・・

その行為が
大事な家族を守る最後の砦になるのです。
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プロフィール

CCP代表

Author:CCP代表
平成23年6月22日
茅ヶ崎市内限定で活動する
猫専門保護団体Chigasaki Cat's Protect(略称CCP)を立ち上げ
平成26年度から茅ヶ崎市と協働事業を行いながら
茅ヶ崎市内の飼い主不明猫対策を行っています。

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