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後悔。

6月3日に1件の問い合わせがありました。
親子猫が突然庭に来たとのこと。
保護してほしいという内容でした。

月齢も状況も詳しいことはわからなかったのと
仕事中だったので
保健所への相談をしてほしい旨を伝え
保健所を窓口に対応にしてもらいました。

一応こちらからも仕事が終わった後に連絡をしたのですが
子猫5匹、お母さん1匹という事でした。
さすがに今5匹の受け入れはキツイけど・・・
何とかしたいと思っていまして・・・
でも保護要請が相次いでいたタイミングで
今月だけで20匹近くの子猫保護しないといけないとなると
衛生管理の面でのリスクも保護スペースもない状態。
湘南ねこ33の副代表さんにも相談をして
月齢次第ではTNRにするしかないかなということも一瞬頭に思い浮かんだけど・・・
事情が事情なだけに
付近の給餌者情報をもっと集めたほうが良いかもしれないと思いまして・・・

保健所の職員さんがすぐに視察してくれて
写真を送ってくれました。
親子
保健所職員さんが撮影してくれた写真です。
これだけ見ると子猫は3か月くらい経過してるなって思いました。
母猫のサイズが通常サイズだと思えば・・・ですけどね・・・
だからTNRにするしかないか・・・って思いました。
そのころにはすでに中華6兄妹、ウルトラマン4兄弟の10匹が我が家にいたわけで・・・

そしてTNR予定日。
猛烈な豪雨によりTNRは延期に。

1週間期間を延ばすということは
子猫も成長してしまうわけで・・・
依頼主さんは保護を希望されているようだけど
もう満員すぎるし
月齢も難しい月齢(人馴れ訓練が難しい月齢)だと思っていたので
TNRにするのであれば1週間の延期はむしろ良いんですけど・・・

でもこの判断が甘かった・・・

写真だけを見ての判断はやっぱり難しい・・・

母猫の体が想定していたよりも小柄だった場合のことを考えていませんでした・・・


私が現場入りしたのが20日の夜19時頃。
この現場に入る前にもう1件現場に捕獲機の設置をしにいってたので
すこし現場入りが遅くなりました。。。

で、現場につくと
依頼主さんの様子がすこし変でした。

何だろう・・・って思ったら・・・



お母さん猫行方不明。
子猫1匹死んでいるのを発見。
子猫1匹行方不明。
子猫1匹・・・今日・・・息を引き取りました・・・

って・・・。


そして依頼主さん手作りケージの中に入っておびえている2匹・・・

状況が最初、掴めませんでした。
子猫5匹とお母さん、お父さん猫のTNRだと思って捕獲機大量に持って行ったので・・・

20日に亡くなった子は依頼主さんが病院に搬送してくれたんだけど・・・
補液したりしてもらったあとに・・・
眠るように息を引き取ったそうです・・・

原因はなんとなく・・・
わかりました・・・。


お母さん亡くなったんだろうって・・・。

お母さん猫が姿を見せなくなり
子猫4匹だけになり
そのうちの1匹が自宅付近の場所に挟まったままで力尽きていたそうです。
3匹だけくるようになり・・・
だけどそのうちの1匹はとても警戒心が強いのか・・・
どんどん弱っていったのかな・・・
痩せた体で必死に頑張ってたんだろうけど・・・
依頼主さんが保護した時にはもう・・・これ以上頑張れない状態だったようで・・・

依頼主さんはお母さん猫が次の発情とか妊娠で子猫たちを育児放棄してしまったんじゃ・・・って思ったそうですが
子猫の月齢は写真で見るよりもはるかに小さく
生後2か月になったくらい。
生後2か月の子猫を育ててる途中で母猫が次の発情が来て妊娠ということはめったにない。
あるとすれば・・・
母親が何らかの事故に巻き込まれて死亡・・・
もしくは母猫自身の体調が悪かったのが悪化して死亡・・・

5匹の子猫を生後2か月まで育てて育児放棄というのは
あり得ない・・・。

お母さん・・・きっと今はもう生きていない・・・

そう感じながらも
無理な受け入れは出来ない。
かといってTNRにするには少し月齢が早すぎる。
かといって・・・依頼主さんのお家には猫さんがいて
ストレスで禿げちゃってる・・・。

でも母猫を失った子猫は・・・
このままにしておくわけにはいかない・・・・
依頼主さんとも色々話し合い・・・
覚悟を決めて受け入れをしました。

2匹
初期医療をして
思いっきり抱きしめました・・・よく頑張ったと・・・

生後2か月の子猫は人間得言えば3歳くらい。
兄妹そろって必死に生きてきた。
他の兄妹たちの死も目の当たりにしただろう・・・
母親の死も・・・もしかしたら目の当たりにしたかもしれない・・・

どんなに恐怖だっただろう。
どんなに怖かっただろう・・・
どんなに不安だっただろう・・・
どんなに・・・苦しかっただろう・・・

お母さんから
まだ色々教わらなきゃいけない月齢で
ちゃんと教わってないのに
お母さんを失った子猫が生きるには人間の手が必要で
人間の力を借りたとしても
野良猫のお母さんに育てられた子猫たちは
人間との接し方を知らない。

生き延びたこの子たちは
生きることに必死だった。
お腹もすいて
のども乾いて・・・
お母さん居ない・・・
兄弟たちは次々に冷たくなっていく・・・
どんなに怖かったか・・・


そう思えば思うほど
本当によく頑張った・・・よく乗り越えた・・・
偉かったね・・・偉かったね・・・

いっぱい食べな!
下痢してもいいからいっぱい食べな!
そしてゆっくり休むんだよ・・・って・・・・

想像を絶する世界でこの子たちは生きてきました。

依頼主さんがこの子たちだけは何とか守らなきゃと
私が現場入りする前に保護してくれました。
依頼主さんも目の前で命尽きた子を看取って
この子たちだけは救わないと!って頑張ってくださいました・・・


もっと早く私が現場に直接視察に行けていればよかった・・・
もっと早く動けたかもしれない。
仕事で忙しいからって
現場にいかず保健所に任せてしまったことの後悔。
いや、保健所に任せてた事が後悔なんじゃなくて・・・
自分が見に行こうとしなかった。
その後悔です・・・

TNRも立て込んで
正直体も疲れが貯まってて
バタンキュー状態だったし
保健所の職員さんが送ってくれた写真を見る限り
月齢も3か月くらいだと判断した自分に後悔。

母猫の体の大きさを考えなかった・・・

相談者さんからはこぶし1.5個分くらいって言われてたのに。
それが生後3か月な訳ないじゃんね・・・

正しい判断が出来なかった。
それによって救えたはずの命も救えなかった。

本当にごめん・・・
本当に情けないったらありゃしない・・・

仕事との両立は難しい。
すべての命は救えない。
それはわかってる。
でも近くだった。
ちょっと頑張れば
見に行くくらいできたかもしれない。

電話で依頼主さんと情報を伺う時間があれば
現場に見に行けばよかった・・・

お母さん猫のこと、
命尽きた子猫たちのことを思うと
本当に申し訳なくて・・・

だからね・・・
本当にこの子たちは絶対に・・・
亡くなった兄弟たちの分まで
幸せにするからって・・・

お母さんの写真見て改めて誓ったわけです・・・


名前はスタッフさんたちが知恵熱出しまくりで一生懸命提案してくれた中に
シータってのがあって・・・

シータといえば、もうパズーしかいないじゃん?
私の中でシータといえばパズーで
パズーといえばシータなのです。

シータとパズーも
生まれ持った過酷な運命を
二人で乗り越えて幸せになったじゃん・・・

だからこの子たちも。
きっと二人なら乗り越えられるって思う。
だからね・・・シータとパズーって名前を付けました。

後悔する現場対応はしたくない。
だけどこの現場は後悔だらけの現場対応でした。

初動の重要性。
本当に大事だと思うし
依頼主さんの思いを
受け止められるだけの余裕のない自分が
情けないです・・・

だけど、現実的にこれ以上はもう無理。
卒業猫さんが出ない限り新規受け入れは厳しいです。

相当な緊急案件以外は
10匹の卒業猫さんが出るまでは
受け入れ停止致します。

人馴れ訓練が必要な子たちもたくさんいるので
ご了承ください。
またウイルス等のまん延を防ぐためにもこれ以上の受け入れは出来ません。

既にキャパをオーバーしています。

新規の一時預かりさんが確保できないといけないです。
猫茶家さんに何匹かお願いするかも・・・デス。。。



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プロフィール

CCP代表

Author:CCP代表
平成23年6月22日
茅ヶ崎市内限定で活動する
猫専門保護団体Chigasaki Cat's Protect(略称CCP)を立ち上げ
平成26年度から茅ヶ崎市と協働事業を行いながら
茅ヶ崎市内の飼い主不明猫対策を行っています。

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