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心からありがとう。。。

9月15日。
IJ地区の捕獲作業で早朝から走り回っていた私は
お昼ご飯を与えるため(息子に)一度帰宅しまして
ウドンをゆでていました。。。
12分ゆでないといけない乾麺を選んだのが間違いだったんだろうけど・・・

ピピピピってタイマーが鳴ると同時に
電話が鳴りました。

声の主は男の人。

保護した猫を受け入れてほしいとのこと。
まつうら先生のところで連絡先を聞いて電話してきたようなのですが
なんとなく・・・
なんとなく・・・

「未成年の方ですか?」って聞きました。

未成年の方から連絡。

猫は衰弱しているとのこと。
子猫か大人猫かと聞いても
わからない様子・・・子猫っぽいニュアンスだったのですが・・
何かよくわからん。。。

我が家のメッチャ近くだったので
とりあえず状況確認するために急いで現場へ急行したいけど・・・
うどん!!!
お湯切りしないと!!ってことで息子にうどんを任せて私は現場に急行。

キャリーをもって。

でも現場にいた猫は・・・
キャリーに入らないサイズの猫さんでした。

そしてもう・・・手の施しようがない猫さんでした。

病院にいっても処置してもらえなかったといっていましたが
処置のしようが無い状況。

ガリガリにやせ細り
皮下脂肪も全くないし
呼吸をしているのかもわからないくらいの状態で
低体温でもう冷たくなってきていました。
年齢は4~5歳くらいかな・・・事故じゃなく衰弱。

両目は黄色い目やにでふさがり
眼球も見えない。
心拍も感じることが出来ない・・・

もうどんなに医学が進歩したとしても
ここまで衰弱している子を救うことは出来ない。

私に連絡をしてきたのは
中学生でした。

中学生と小学生が
一生懸命に目の前に命が消えそうな猫を救いたいと
私に連絡をしてきた。

先生が私の連絡先を伝えたのも
多分、もうどうしようもない状況だったからだろうな・・・。

保護受け入れするにしても
あと10分も持たないであろうその命。

子供たちに
「もうこの子はどんなに医療を施しても難しい。あと10分持たないと思う・・・」って伝えました。

目やにを拭いてあげました。
殆ど呼吸も停止状態。
心拍もゆっくり・・・ゆっくり・・・

目やにを取ってあげると
まだ瞳孔は散大していなくて
でももう…殆ど意識が無い状態。

1分~2分くらいに1度、薄く呼吸をしているような感じ。

色々お話をして
彼らは「自分たちでこの子を看取る」と決めてくれました。

だから私はペットシーツを敷いて
その上にこの子を乗せて
最期の時をみんなで看取ってあげられるようにしました。
イッパイなでてもらいました。

この子は耳カットが有りました。
明らかに私がTNRした子でした。
でも保護主さんたちが居るお家付近ではこの柄の子はTNRしていないので
この子がどこにいたのかを聞きました。

そうするとこの子は私が2015年にTNRした子でした。

保護してくれた子は
保護主さんのお家から1キロ近く離れた場所から
この子を救いたくて保護してくれて
自宅に連れて帰ってくれました。

とても汚れていて
目もメヤニでふさがってガリガリで
慣れていない人なら
触ることすら躊躇するくらいの状態でした。

それでもこの中学生たちは
この子死にそうだから助けてほしい、助けたいと
一生懸命彼らなりに今出来ることを精一杯やってくれました。

とても優しい心を持った子供たちに見守られながら
徐々に瞳孔散大状態になり・・・

最期の時が迫ってきていました。
私は保護主である中学生のお母さん(?)に
白峰寺に連絡を入れて引き取りをしてもらうように伝え
その場で連絡先をお伝えして電話してもらいました。

引き取りは夕方。

もうあと5分も持たない状態になったこの命。

中学生と小学生の子供たちが
そっとなでてあげて
看取りをしてくれています。

私は現場から連絡も入ったので
あとは子供たちに任せて
現場に向かいました。


本当にありがとうって思いました。
保護してくれてありがとう。

この猫さんは
超多頭現場でTNRした子で
第1回の現場入りの際に一番最初に捕獲できた子でした。
その当時はまだ子猫。
あどけない顔した子猫さんでした。
こんな立派な成猫になったんだね・・・
でも最期はガリガリの衰弱死。
給餌者に何か異変があったかもしれないとおもい
保健所に確認しにいくように伝えましたが・・・

あの子の最期が
一人孤独に不安の中、意識が遠のくのでは無く
優しい子供たちの愛情に見守られながら
旅立てるんだと思うと
本当にこの子たちが保護してくれてうれしかった。ありがたかった・・・。

この子たちが保護してくれなかったら
孤独の中旅立ち、体はカラスにやられて
ハエに集られ、ウジに食われ・・・っていう姿になっていたと思います。

実は、ちょうどこの件がある2日前、
仕事中に市外で車の運転をしていて
軽自動車1台が辛うじて通れる場所を走っていました。
目の前には中学生が3人。
手に何かを持っていて私の車の存在に気づくと
明らかにタイヤが通るであろう場所に何かをポトっと置いたんです。

私、残念な位視力がイイので
それがすぐカナブンだと気づき
ギリギリよけて通過したんです。

その中学生たちは
カナブンを車に轢き殺させようとした。
いくらなんでも故意に殺すという行為をする子供たちにイラっとしました。
この子たちは命の重みなんてわかりゃしないんだな・・・
わざと避けて通過した私のことを睨みつける中学生。

本当に腹立たしかった。
中学生なんかに命の重みなんてわかりゃしないか・・・って残念な気持ちになったんです。

でもそうじゃないんだなって。

中学生でも命の重みを知ってる子は
ちゃんといてくれるんだ・・・
それもとても身近にいてくれるんだ。
本当にうれしかった・・・

たとえ虫であろうと何だろうと
轢き殺させようなんて考えを持つ中学生もいれば
目の前にいる薄汚れてガリガリで今にも死にそうな野良猫を
助けてあげたいと必死になってくれる中学生もいるんだ・・・

嬉しかったです。
後者の子たちが自分の地元に居てくれて。

こういう子供たちがもっと増えてくれるといいな・・・
こういう子供たちが将来立派な大人になってくれるんだろうな・・・
そう思いながら私は現場を後にしました・・・


本当なら、こんな姿じゃなく元気でモチモチなボディで
ノンビリ生活してる姿を見たかったけど
こんな形で再会したTNR猫さん。

でも、力尽きる直前の再会だったとしても
優しい子供たちに見守られて空に帰っていけたから
きっとあの子もうれしかったと思う。
嬉しいっていうのも変だけど・・・

この子は飼い猫みたいなモンだったから・・・
繁殖しすぎて大変になっていた現場。
この子が住んでる現場の猫たちが
今年の頭に交通事故死してるのも知ってるので・・・
あんな悲惨な最期を迎えた子の事もあったので・・・

ガリガリでボロボロな姿だけど・・・最後は優しい暖かい手にナデナデしてもらいながら旅立てた。
それだけでも救われた気がしました。

お外で生きる猫さんたちの最期は
とても過酷です。
1日1日、過酷な中で生活しています。
そんな子たちを1匹でも減らしたい。
みんなお家の中で安全な環境で
穏やかにノンビリと暮らせることが一番だって思います。

悲惨な最期を迎えた子たちをたくさん見ているからこそ
断言します。

完全室内飼養は
今の時代の猫たちにとって
最も安心して過ごせる空間でありストレスなんて感じないってこと。断言します。

完全室内飼養で生活出来ていれば
もっともっと長生きできたはずだし
もっともっと・・・最期の迎え方も
ゆっくりと穏やかであったはず。

この子の魂が
安らかに眠れますように。。。
そしてこの子を保護してくれた子供たちが
私の年齢になったころには
外で過酷に生きる猫たちの数が
今よりももっともっと減っていますように・・・
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看取ってくれた中学生と小学生の子供たち。
本当にありがとう。
大人でも、なかなかここまでできませんよ。

ありがとう。
本当にありがとう。

※給餌者さんには保健所経由でこの子の件伝えてもらいました。
※給餌者に体調不良や入院等は特になく、いつも通りの給餌を続けていることがわかりました。
他の猫たちに栄養状態が悪いような子もいないようです。
この子だけきっと・・・体調を崩してしまったんだろうね・・・


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最後に優しい愛をもらって幸せな子でしたね。本当に良かった。綺麗な猫ちゃんですね。
プロフィール

CCP代表

Author:CCP代表
平成23年6月22日
茅ヶ崎市内限定で活動する
猫専門保護団体Chigasaki Cat's Protect(略称CCP)を立ち上げ
平成26年度から茅ヶ崎市と協働事業を行いながら
茅ヶ崎市内の飼い主不明猫対策を行っています。

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